こんにちは。PGA認定ティーチングプロの山中です。
初心者ゴルファーが意外と気にするのがマナーです。
「どうすれば迷惑をかけないのか?」
「何をすると怒られるのか?」
自分のスコアよりも周囲にどう見られるかが気になってしまうのは仕方がないことです。
今回は初心者ゴルファーのために迷惑をかけないマナーや行動について紹介します。
ゴルフのマナーを覚える前に・・・
ゴルフには、服装をはじめ様々なマナーがあります。
正直、初心者ゴルファーにとっては覚えるのも大変です。
ただでさえ、まともにボールを打つこともままならないのに、細かなマナーをすべて把握してプレーするのは難しいです。
もし、あなたが3~4回ラウンドをしたことがあるのであれば、ある程度のマナーを守ってプレーしてほしいです。
しかし、それ以下の回数しか行ったことが無いのであれば、一緒にプレーする人に引っ張ってもらうのが一番です。
これだけは知ってほしい最重要のマナー
初心者ゴルファーに限らず絶対に守ってほしいマナーがあります。
それは、「スロープレー(ゆっくりプレーすること)してはいけない」ということです。
「プレーファースト(早くプレーする)」なんて言い方をしたりもします。
はっきり言って、初心者が守るべきマナーの中でこれ以上重要なマナーは無いです。
逆に言えば、他のマナーが完璧でも「スロープレー」をしてしまうと、すべてが悪い評価をされてしまいます。
そのくらい大切なのが「スロープレー(ゆっくりプレーすること)してはいけない」ということです。
なぜ「スロープレー」はダメなのか?
「スロープレー」が嫌われる理由は、いろいろとありますが大きく分けると2つになります。
- 自分のペースで打てない(スコアに影響する)
- 後ろの組に迷惑をかける
周囲に迷惑を掛けたくないというのであれば、なぜ迷惑をかけてしまうのか理由を知っておく必要があります。
自分のペースで打てないとストレスになる
スロープレーが嫌がられるのはゴルフがメンタル(精神力)のスポーツだからです。
その日の精神状態がスコアに直結することが多く、神経質な人であればイライラしてしまい良いスコアが出せなくなるからです。
正直、ゴルフを楽しむという意味では「イライラするなよ」とも思いますが、私の生徒さんの中にも上級者に怒られた経験を持っている人がいます。
後ろの組に迷惑をかけると・・・
スロープレーをしてしまうと、後ろの組が詰まってしまいます。
そうなると後ろの組に注意されるだけでなく、ゴルフ場からも注意されてしまいます。
シーズンにも寄りますが、冬は日が落ちるのが早いのでスロープレーをされると最後のほうの組はボールが見えなくなってしまい全ホール回ることが出来なくなります。
もちろん、待ち時間が長いとイライラしますしね。
スロープレーにならないために
「スロープレーはダメ」と言っても初心者は下手なのが当たり前です。
そのため、上級者に比べて何度もボールを打たなければならず、コースを回るのに時間がかかってしまいます。
空振りしたり、チョロしたり、バンカーから脱出できなかったり・・・。
でも、下手なことを気にする必要はありません。それをカバーするように手早くプレーすればよいのです。
初心者が最低限気を付けることを紹介します。
初心者は積極的であるべし!
初心者の中でも初めてホールを回るという場合には、何をして良いか分からず他の人に「打っていいよ」と促されないと打たない人がとても多いです。
その気持ち良くわかりますw
初心者は何をするのにも自信がないことが多いですから、誰かの指示を待ってしまいますよね。
でも、他の人も自分のプレーに集中しているので、毎回「打っていいよ」と行動を指示してくれるわけではありません。
そこで重要なのは指示を待つのではなく「打っていいですか?」と積極的に他の人に聞くことです。
常に2本くらいのクラブを持つ
自分の打順が来てからクラブを用意するのではなく、常に2本くらいのクラブを持って移動しましょう。
初心者は、打ち損じが多いのでカートに乗って移動することが少ないです。
打ち損じを何度もしているうちに気が付いたらグリーンにいたということも多いです。そのため、カートにクラブを取りに戻る機会が少なくなってしまうのです。
ユーティリティーとPWの2本で十分ですので、常に持っておくとカートに戻る時間が少なくなります。
ある程度グリーンに近いならパターも持って行った方が良いですね。
予備のボールを持つ
当たり前のことですが、予備のボールは複数持つようにしましょう。
男性でしたらOBした時の事を考えてキャディバッグの中に10個の予備が欲しいですね。女性でしたらそこまで曲がらないので5個あれば大丈夫です。
また、常に最低1個はポケットの中などに携帯が必須です。
特に男性は、力が強いのでミスショットしたときにボールが無くなったり、見つからないことがあります。
ボールが見つからない場合は、早めに見切りをつけて「見つからないので、ここから打っていいですか?」と周囲に確認しましょう。
何度も素振りしない
まったく素振りをしてはいけないという意味ではないです。
しかし、何度も素振りをするのではなく、できれば1回、多くても2回くらいで打つようにしましょう。
このように書くと素振りナシで慌てて打ってしまう人もいるかもしれませんが、打つときは落ち着いてスイングしましょうね。
早歩きと小走り
グリーンはゴルフ場の命です。
短く刈り込んで繊細であるため、傷つかぬようグリーンの上で走ってはいけません。
急げと言ったり、走るなと言ったり混乱してしまいますね。
ですが、基本的にグリーン以外を移動する際には早歩きか小走りをしましょう。
これは、プレーを早くするという意味もありますが、後続組に「私はスロープレーしていません」という姿勢を見せるためです。
下手でも急いでいる姿を見せて『初心者でも頑張ってるんだな』という温かい気持ちにさせておけば、後続組に注意されることはあまりないです。
しつこいようですが、グリーン上で走ってはいけません。
まとめ
如何だったでしょうか?
ゴルフはマナーにうるさいと言っても楽しくプレーしたいものです。
意外とマナーの部分でゴルフを敬遠してしまう人も多いのですが、数回ラウンドすれば慣れてしまうと思います。
そもそも、初心者と一緒にラウンドすると分かっていれば普通の人はやさしく教えてくれるものです。
あまり怖がらずに楽しんで欲しいですね。